電子書籍サービスの悪い所


スポーンサードリンク

電子書籍サービスの悪い所

電子書籍サービスのデメリット 今度は反対に、電子書籍サービスのデメリットのお話です。

メリットをつい長々とご説明してしまいましたが、デメリットについてもお話しないとフェアではないですよね。

現時点での電子書籍には、致命的なデメリットがひとつだけあります。
「データ」でなく「サービス」を購入している、という点です。

紙の本の場合は、一度購入すればその本はずっと手元にあり、いつでも読むことができますが、電子書籍の場合はそうではありません。

ストリーミング形式のみでデータを提供しているサービスだと、万一そのサービスがなくなってしまえば購入したデータがどういう扱いになるのかはわかりませんし、最悪の場合はサービス停止とともに読めなくなってしまう、ということも十分ありえます。

現在電子書籍サービスは国内外合わせてたくさんのサービスがありますが、どれも「永遠」ではありません。(「永遠に続くもの」なんてありませんから)

安心して電子書籍を使うためには紙の本とは違う 「最悪の場合」が起こることはそうそうないでしょうが、安心して電子書籍を使うためには紙の本とは違うということを知り、必要ならば自分でその時に備えておくことが必要です。

また、これは今後改善されていくとは思いますが、2013年1月現在、「書店全体を合わせた品揃え」に「電子書籍サービス全体の品揃え」がまだまだ届いていないことも事実です。

データ化されていない書籍はまだたくさんありますし、人気コミックの最新刊などは出版社からの制限のためか、提供されていないことがよくあります。(現状、紙の本で次の巻が発行され「最新刊」でなくなったもののみ電子化されていることが多いです)

「新刊コーナー」が目に付く場所に配置されている書店に対して、その品揃えの豊富さゆえに反対に「新刊入荷がわかりにくい」こともままあります。

筆者はこれらのデメリットを考えても、電子書籍サービスを利用するメリットは十分に魅力的だと考えていますが、皆さんはいかがでしょうか?